リフォーム シニアリフォームで失敗しないための業者選びポイント7選
この記事では「家が老朽化し、リフォームをしたいと思っているが踏み出せない」、「そもそもリフォームはどんな業者にお願いしたいかわからない」、「変な業者につかまり必要ない工事で高額な費用がかけたくない」と思っているに、リフォーム業者を選ぶ際に最低限事前に調べておけば後で後悔しない業者選びのポイントを解説します。漠然と「相見積もりはとるべきだ」とよく耳にしますが、業者の特徴の見るべきポイントを押さえておかないと、話が進んでいくうちにご自身が希望とするリフォームとかけ離れてしまうことになってしまいます。記事を読んで頂ければ、ご自身の希望にマッチした業者と出会える可能性が高まると思いますので是非参考にしてください。参考文献:「車いすの一級建築士が教える お金も時間もムダにしないシニアのためのリフォーム」・後悔しないリフォーム業者選びのポイント7選 業者を選ぶ際に相見積もりを複数社にしてもらうこともいいですが、あらかじめ業者の選定をしてから見積もりをお願いすることをおすすめします。かといって1社に絞らず、最低3ほどに絞ってみてください。多数の業者に相見積もりをお願いしてしまうと、状況や使用材料により見積もり額に大きな差が出てしまったり、後にかかってくるご自身の労力に大変に大きな差が出るためです。勢いでお願いしてしまった業者から何度も電話がきたり、丁重に工事をお断りする際も心身ともに疲弊してしまいます。そうならないためにも業者を選ぶべきポイントは以下になります。①依頼したい工事個所を手掛けたことがあるか。②細かい部分まで丁寧に仕上げられているか。③これまでにどのくらいバリアリフォームの実績があるか。④国や自治体の補助金などについてもアドバイスしてくれるか。⑤福祉用具の知識があるか。⑥アフターメンテナンス・保証がどれだけ充実しているか。⑦建設業許可を取得、労災保険加入、社会保険加入、工事保険加入、リフォーム瑕疵保証が使えるか。①②は全体的な大規模リフォームを行う場合でも、キッチン、浴室だけ交換したいという場合でもどちらでも工事実績があるか、その業者のHPやパンフレット施工事例で確認してみてください。③④⑤に関しては不勉強な業者に言われるまま不必要な設備まで取り入れてしまい費用がかさんでしまう、適切な費用で施工してもらえなかったということになってしまいます。⑥はリフォームをした個所も時間が経過するにしたがって劣化、不具合が生じてきますが、その際業者の保証期間内であれば無料で工事をし直してもらえます。工事内容や業者によって異なり1年のところもあれば3年から10年と長いスパンで保証してくれる設定を設けているところもあります。⑦は悪徳リフォーム業者か見極められるポイントです。建設業許可は建設業法の第3条によって定められた、建設業を営むために取得する許可のことで、請け負う建設工事の1件あたりの金額が500万以上の場合に必要になります。工事金額が500万以下であれば業者は建設業許可はおろか資格や免許がなくてもリフォーム業をできてしまうため、実際には必要のないリフォームを行う、施工で手抜きをするなど悪質な業者が後をたたず年々トラブルが増えています。リフォームをお願いする際に業者選びは非常に重要なポイントです。周囲、友人、親族など身近な人でリフォームした人がいたら直接聞くといいでしょう。インターネットで「〇〇市 リフォーム」とリサーチすると業者の特徴や実績、口コミなどが出てきますが、口コミの評価が高くても鵜呑みにせずご自身の希望にあった施工事例があるか、上記のポイント7つはどうか確認してみてください。ご自身で判断できないと感じたら、「NPO法人 日本バリアフリーコーディネーター協会」にご連絡いただければ、バリアフリーコーディネーターが相談に乗ることも可能ですので活用してみてください。・リフォーム業者の種類、特徴6選業者を選定する際に業者によってどのような種類、特徴があるかまとめますので、参考にしてみてください。①工務店 特定のエリアを対象とし地域密着で建設に携わる専門職を取りまとめながら新築やリフォームの設計・施工を行っています。個別の要望に応じた柔軟な施工や細やかな対応が可能で、地域の特性や住民の生活スタイルに理解が深いのが特徴です。②リフォーム専門業者 工務店と同じく地域密着が多く、建物の構造に影響しない部分や設備などのリフォームに適しています。室内扉を交換する、キッチンレンジフードを交換するなど些細なリフォームでも対応してくれます。ただしそれぞれが独自の個性や強みを持って営業しているため、ご自身の希望に合う工事を施工してくれるか事前に施工例を見てから問い合わせた方がいいです。③ハウスメーカーのリフォーム部門 大手ハウスメーカーが運営するリフォーム部門であるため、特定の工法や設備に特化したリフォームを手掛けます。比較的アフターフォローや保証制度が整っていて打合せから施工・工事後の引き渡しまですべてがシステム化されていることが多いです。④住宅設備・建材メーカーのリフォーム部門 住設機器、キッチン、サッシなどの商材を製造・販売しているメーカーのリフォーム部門や代理店が多いです。自社メーカーの商材や設備に関わるリフォームが得意で、代理店を全国に展開しているため幅広い地域に対応しています。⑤工事専門業者 水道・電気・ガスの販売会社または営業会社が運営しています。それぞれ最適な機器・設備を選べるところがメリットです。電気会社系なら電気に関わる設備、ガス会社ならキッチンのガス設備など専門分野のリフォームが得意です。⑥ホームセンター・家電量販店 店舗が提携している工務店などに設計・施工を提携・委託してリフォームを行います。買い物中に気軽にリフォームに関する相談ができ、店舗内で実際の商品を確認できる点がメリットです。設備交換や外壁塗装など、構造に関わらないリフォームに適しています。まとめ リフォームをご検討している方でとりあえず相見積もりを数多くとって見積もりを見比べるという方は少なくないと思います。ただ、手当たり次第に見積もりを依頼し、ご自身の希望を業者に伝え、複数のリフォーム案で混乱しないようにまずはご家族全員で「これから先はどのような人生を送りたいか」を話し合っていただき、どのようなリフォームを行うべきか決定していただくことをおすすめします。ご自身、ご家族の生活の中で何を重要視しているかはっきりしていないと不必要な設備をつけてしまったり、後でもう少し詳細に決めておけば良かったと後悔する可能性があるためです。実際に「専門的なことはわからない」、「プランを立てるのが面倒」という理由から業者に任せっぱなしにしてしまい後から思わぬ費用を請求されるといったケースもあります。ご家族が健康で元気なうちに、どのような人生を送りたいかを話し合って頂き必要なリフォームを決定し、その業者選びの際には7つのポイントを参考にしてください。